活動報告

前千葉市議会議員 山本直史 活動報告
2016年12月4日

私がつくる街「シェア金沢」からの学び

まちづくり 千葉市議会議員 地域運営

千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

 
本日は石川県金沢市にある「日本版CCRCのモデル」と称されている素晴らしい取り組みをされている「シェア金沢」という施設を訪問し、いろいろと学ばせていただいた。

シェア金沢HP→ http://share-kanazawa.com/

施設と言っても、さまざまな機能のある複数の施設や建物が一つのエリア内(敷地面積は約11,000坪なので相当広い)に集まっているため、あえて表現をするなら”街”だ。
ここは、いわゆる従来型の福祉施設ではない。

 

シェア金沢は「私がつくる街」というコンセプトで運営され、福祉施設であっても新しいアプローチから取り組みが進められている拠点が複数あり、その拠点や人々やここで飼われている4頭のアルパカも同じ街の住人として、それぞれが自然とつながり、相互に連携していることから、新しコミュニティが生まれ、新しい価値を創造している。
「私がつくる街」は、誰にも「役割」と「出番」があり、それが自分たちの住んでいる地域の中で体現できる仕組みとなり、いわば誰もが「活躍できる」街となっていた。

 

その「誰もが・・・」とは、例えば生まれつき障害を持っている子どもや、元気な高齢者、さらには介護が必要なお年寄りや、美術大学で勉強する現役学生も、ここではみんな”ごちゃ混ぜ”となって暮らしている。

 

シェア金沢の最大のポイントはこの”ごちゃ混ぜ空間”こそが、人と人とがつながるキッカケを生み、新しいコミュニティを生み出し、それが支えあいを軸とした、街全体のエネルギーになっている。

 

そもそも、シェア金沢を構成している福祉施設はどのようなものかと言うと・・・

  • 障害児入所支援(30名)
  • 放課後児童デイサービス
  • 就労継続支援A型(10名)、B型(10名)
  • 就労移行支援(10名)
  • サービス付き高齢者向け住宅(32戸)
  • 在宅支援・相談支援
  • 高齢者デイサービス(10名)
  • 生活介護(10名)
  • アトリエ付き学生向け住宅(2戸)
  • 学生向け住宅(6戸)

 

という施設で構成され、さらにここには近隣の方々を含めて、誰でも利用できる施設もある。
それが・・・

 

  • 天然温泉
  • 全天候型フットサル場
  • レストラン
  • 共同売店
  • ボディケア(マッサージ)
  • パブリッシュバー
  • キッチンスタジオ
  • クリーニング&ランドリー
  • 配食サービス
  • ギャラリー

などだ。

 

このようにシェア金沢は決してクローズドな環境ではなく、外にも思いっきり開かれているので、まさにこのシェア金沢が「核」となり地域の活性化や魅力向上にもつながっている。

 

かつての日本では”向こう三軒両隣”という、ご近所さん付き合いという地域コミュニティが機能していたが、最近はどんどんコミュニティ力が希薄化して来ているが、シェア金沢では人と人が直につながり、支えあえる仕組みが機能している。

 

例えば、学生向け住宅の家賃は6万円であるが、シェア金沢の中でどんなことでも「一か月30時間のボランティア活動」を行うことで、家賃が3万円になるという仕組みがあるとこで、大学生が子供の面倒を見たり、高齢者の話相手になるなどの活動が自然と生まれているという。

 

そして、このシェア金沢の根幹を支えているのが“黒子役”としての職員の方々で、単にサービスを提供するだけでなく、多様な住人の気持ちを汲み取り、誰もが気安く相談でき、いつも傍に話を聞いてくれる人がいるという環境を実現している。

 

誰にとっても「人から必要とされる場」の創出こそが、カギだとも感じた。
また、率直な感想として千葉市内で、特に稲毛区内でいきなりシェア金沢のような“街”を誕生させることは難しいかも知れないが、シェア金沢をヒントに「人と人とがつながる仕組み」「支えいの機能」「誰もが人から必要とされていると感じられる場の創出」など、既存の資源を活用して「機能」を実現することを、どのような形で実現できるかを模索して行きたい。

 

※CCRCとは
「Continuing Care Retirement Community」の略で、高齢者が健康なうちに入居し、終身まで過ごすことが可能な生活共同体のことで、「アクティブシニアタウン」とも言われている。

 

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