活動報告

千葉市議会議員 山本直史 活動報告
2016年3月23日

人口減少に正面から向き合う覚悟があるのか?

まち・ひと・しごと創生総合戦略 一般質問 議会質問 議会質問&答弁

千葉市議会議員+千葉から日本を元気にする
山本直史です。

 

質問:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について

 

~一般質問3月15日~
(1回目の質問&答弁)

 

【質問①:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について】

「まち・ひと・しごと創生」により、千葉市は何を目指しているのか?

 

【答弁:総合政策局長】

人口減少、少子・超高齢社会といった大きな課題に直面する中にあっても、
本市が、人々が豊かに「住み」「働き」「学び」「憩い」「遊び」、

そして「文化を創造」していく場として、本市基本構想に掲げるような、

成熟した「人とまち いきいきと幸せに輝く都市」となるよう、取り組んでいます。
そのため、成田や羽田空港の中間に位置し、

房総半島の玄関口としての県内の交通要衝である地勢や、

海辺や田園部の緑などの自然、「千葉氏」や加曽利貝塚などの歴史、

2020年の「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催など、

様々な資源・機会を「フル」に活用します。

「しごと」を創り、子どもを産み、育てやすい社会、そして、年齢を重ねても、
安全・安心に、心豊かに暮らし続けることのできる地域社会を創り上げ、
こうしたことにより、2060年の総人口、84万7千人の維持を目指す、
「ちばシナリオ」の実現に取り組みます。

 

【質問②:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について】

KPI(重要業績評価指標)の数値設定の考え方を伺いますが、
「個人の意識や主観」による指標で合理的な検証が出来るのか?

 

【答弁:総合政策局長】

「まち・ひと・しごと創生」の取組みにおいて、「総合戦略」で設定することと
されているKPIは、原則として、施策のアウトカムに関する指標を設定する
ものとされており、客観的な統計調査等によるアウトカム指標で構成することが

理想の形ではありますが、

それができない場合は、アウトプットに関する指標を設定することも差し支えないとされています。

こうした中、市民意識を問う調査結果はアウトカムに関する指標といえますが、

市民の意識や活動・行動などを

継続的な同一条件のもとで捉えていないなどの課題があることについても

認識しておりますので、他の指標との比較・照合や、

社会経済情勢の外的影響の有無など、総合的、多面的観点から

「まち・ひと・しごと創生会議」における検証などにより、課題を補完して参ります。

 

【質問③:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について】
仮にこれまでの計画などで設定している指標をそのまま用いているとすれば、

同じ指標を用いることで、

あらたな考え方である「千葉市シナリオ」を達成することが出来るのか?

 

【答弁:総合政策局長】

「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づく取組みは、基本的にこれまでの
新基本計画に基づく本市の取組みの「延長線上」にあるものと考えられることから、

新基本計画に基づく分野別の個別部門計画や政策評価の指標等に基づく、

今回のKPIの設定は、特段の問題はないものと考えています。

国においては、「まち・ひと・しごと創生」の推進のため、

様々な支援項目を追加している状況もあることから、

これを有効に活用した場合はもとより、

KPIがPDCAサイクルを正しく機能させる目的を有することを踏まえますと、
その効果を適切に検証するとともに、必要に応じて、的確に追加・変更をしていくべきものと考えています。

 

【質問④:まち・ひと・しごと・創生人口ビジョン・総合戦略について】
5年間の総合戦略の計画期間において、

「まち・ひと・しごと創生」を達成するために足りないリソースは何だと考えているか?

 

【答弁:総合政策局長】
「まち・ひと・しごと創生」の目的である、人口減少と少子・超高齢社会の克服は、

5年間という期間で容易に達成できるものではなく、様々な取組みを積み上げつつ、

その時々の「今、足りない」ものを補いながら進める、
非常に息の長い継続した取組みが求められるものと考えています。

 

【山本直史の視点】
千葉市の現在の人口は97万2千人ですが、何も手を打たないと、
2060年には26万人減少して70万5千人になるという推計が出ています。

千葉市への社会的流入による人口増加や、合計特殊出生率についても

極めて楽観的なシナリオで想定しても約12万人減少して

84万7千人になることが見込まれています。

そのような状況下で、千葉市としては2060年における人口ビジョンについて

「ちばシナリオ」として84万7千人に設定しました。

26万人の人口が減少するシナリオを、12万人の減少で留めるという

相当チャレンジングな数字です。

 

問題は、この「ちばシナリオ」をしっかりと実現させるために、
千葉市がどこまで本気になって環境整備を行い、「効果の上がる」
さまざまな施策をタイムリーに打てるかが問われています。

ビジョンを掲げ、そのビジョンを実現するための具体的な「目標数値」を
設定し、その目標を達成させるための各種施策が、

ちゃんと効果が上がっているのかを「検証」する仕組みが必要です。

それが、KPI(重要業績評価指標)です。

 

市民の誰も「人口ビジョン」を知らない、

そして千葉市がビジョン実現のために目指している「目標」も知らない、

一方で千葉市はさまざまな各種予算を投入して事業を実施したとしても、

その事業効果の「検証」があいまいで、どこまで実効性が上がっているのかを
誰も検証することが出来ない・・・それではダメなんです。

 

ビジョンを掲げたのであれば、何としてもそのビジョンを実現する
ために動かなければならないと考えています。

そのビジョン実現のための、「目標設定」も適切に行われるべきで、
もともと実現できない数字を目標に設定するのはおかしいですし、
逆に目標は楽々達成されたとしても、目指すべきビジョンの実現に近づいていなければ、目標を再度設定し直す必要も出てきます。

 

それを客観的に検証するための指標がKPI(重要業績評価指標)ですので、

これが「あいまい」だと、客観的な検証と、

検証に伴う改善へのアクションが取りにくいと考えてこのような質問を致しました。

2060年に千葉市の人口が84万7000人を維持するためには、
千葉市役所だけでなく、様々な分野が連携しあい、

それぞれが具体的で効果的なアクションを起こすことで初めて実現できるものですので、

実現に向けて引き続き応援して行きます。

 

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